Hさんへのシルクのマフラー、そして福祉とテキスタイルデザインを融合させたい理由

私がアラフィフでテキスタイルデザインを学んで、以前からの福祉のキャリアを活かして福祉施設に再就職して織物を利用者さんと行っているのは、アパレルやインテリアを切り口に利用者さん自身が創作活動やおシャレをして「生活の楽しさ」や「尊厳」をもってもらい「仕事を通しての社会参加」をしてもらいたいと考えたからです。

写真のマフラーは、利用者Hさんからの注文で彼女に似合う色を彼女と相談しながら作りました。
シルクの糸を酸性染料で染めました。ブリリアントなレッドを基調にボルドー、イエロー、ブラウンを少々混ぜました。1点ものです。微調整をして色を作っていくので。レッドだけだと安っぽい色なのですが、微調整することで彼女に合うノーブルさを出すことに近づけたと思います。
シルクの糸2種類とゴールドのラメを経糸に、利用者Sさんに緯糸を密度荒く入れて平織りで織ってもらいました。